2025年1月15日、アメリカのファンドがフジテレビに中居正広さんのトラブルの件で第三者委員会の設置を要請したとの報道がありました。
アメリカのファンドとは、「ダルトン・インベストメンツ」です。
今回は、「ダルトン・インベストメンツ」がどんなファンドなのか、わかりやすく解説します!
ダルトン・インベストメンツがフジテレビに要請
アメリカのファンド「ダルトン・インベストメンツ」が、フジテレビに対して、中居正広さん騒動について、第三者委員会の設置を要請したと報道がありました。
米ファンドのダルトン・インベストメンツはフジ・メディア・ホールディングスの取締役会に書簡を送り、タレントの中居正広さん(52)を巡る最近の騒動について調査するため、外部の専門家で構成された第三者委員会の設置を要請したと発表した。書簡は14日付。
引用:読売新聞
「ダルトン・インベストメンツ」とは、どんなファンドなのでしょうか?
ダルトン・インベストメンツとは?
アメリカのファンド「ダルトン・インベストメンツ」についてご紹介します!
概要
ダルトン・インベストメンツは、1999年に設立された老舗のアクティビストファンドです。
主に日本を中心としたアジアの株式市場への長期投資に特化していて、約43億米ドル(2024年6月末時点)の受託資産を運用しています。
活動実績
ダルトン・インベストメンツは、日本企業の経営改革を長年支援してきています。
- 新生銀行
- 豊田自動織機
- TSIホールディングス
- サンケイビル
- 三ツ星ベルト
- 江崎グリコ
- イハラサイエンス
などの多くの日本企業に対して、企業価値向上を目指し株主提案を行ってきたようです。
創業者
ダルトン・インベストメンツの創業者は、ジェイミー・ローゼンワルド氏です。
ジェイミー・ローゼンワルド氏は50年近い投資経験を持ち、日本市場に精通しています。
ダルトン・インベストメンツとフジテレビの関係は?
ダルトン・インベストメンツは、フジの株式の約6%を保有する第2位の株主で、関連会社と合わせると、保有株式は約7%の大株主です。
ダルトン・インベストメンツの関連会社がフジ・メディア・ホールディングス側に書簡を送ったとして文面を公開しました。
書簡の文面はこちら。
書簡によれば、「中居さんに関連する最近の一連の騒動を通じて、この問題がエンターテイメント業界全般の問題であるだけでなく、フジの企業ガバナンスの深刻な欠陥を露呈している」と指摘。
「視聴者の信頼を損なうだけでなく、株主価値の低下に直接つながる深刻な非難に値する」と批判した。
引用:読売新聞
また、株主の1人として「we are putraged!」(激怒している)と記されていたようです。
フジテレビは、2024年末に中居正広さんのトラブルとフジテレビ社員の関与がないと否定するコメントを発表しています。
このたび一部週刊誌等の記事において、弊社社員に関する報道がありました。
内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません。
会の存在自体も認識しておらず、当日、突然欠席した事実もございません。
発行元に対してもその旨伝えておりました。その他、プライバシーに関することは控えさせていただきます。
引用:公式HP
フジテレビの今後の動向も注目していきたいと思います。
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